2014.06.08 Sunday
東京一人ぶらり
建築ツアーの前後に久しぶりに東京を一人でぶらぶらしてきました。
ちょうど東京ビッグサイトでリフォーム建築再生展が開催されていたので一日情報収集をした帰り、ゲリラ豪雨に合い、思わず飛び込んだのは築地場外の魚屋さんがやっている一杯飲み屋「魚や粋」。他のお店がシャッターを下ろしてから開店するこの店は、魚のショーケースがテーブル替わりで、イスも通路にはみ出ています。普通ならちょっと入るのが気おくれしてしまうような店ですが、何せ雨に合ってお店を選ぶ余裕もなく、お腹もすいていたので、とにかく空いているパイプいすに滑り込んで刺身と牡蠣を日本酒でいただくことに。さすがに築地の魚屋さんがやっているお店ですから、新鮮で美味しかったです。そうこうするうちにすっかり出来上がった私は、隣に座った初老の紳士と意気投合。聞けばこの紳士、飲食店関係のジャーナリストだそうで、飲食店の商店建築のデザイナーについての話で盛り上がりました。酔っぱらっていたのでその時は気にもしませんでしたが、覆面取材か何かで来ていたのかもしれません。この店結構話題の店だったのかも。
表参道に昨年出店したフライングタイガー(北欧の雑貨ストア)。いまだに入店規制をしていて、20分待ちと言われたので素直に待って入店。店内は一方通行で数珠つなぎになってぞろぞろと列がレジまでつながっている。そのレジもかなり待たなくてはならないようで、個人的に欲しいと思う商品もなかったので、列を外れて店を出る。それにしても今思えば何であんなに行列ができるのかが不思議だ。
渋谷の某楽器店に置いてあった斉藤和義オリジナル限定ミニギター。現在はどこにも売ってない垂涎ものの1本ですがNOT FOR SALEで残念。いかにも斉藤和義好きっぽいパーマヘアの店員さんに話しかけたところ、ギブソンのギターのレクチャーを1時間ほど受けるはめに。彼自身、かつては斉藤和義も出ていたライブハウス「アピア」で、月に一回ライブを行っているとのこと。
表参道のアップルストア。建物は現在建築中で、中が見えないように仮設の囲いがしてあるが、囲いがカッコイイ。
都営青山北町アパート。
フライングタイガーから表参道とは反対の方へと歩いて行ったら、有名な青山北町アパートに遭遇。
表参道からほんの数分の場所にあって、タイムスリップしたかのようなレトロな雰囲気のこの建物は、戦後初の都営アパートだ。緑も多く、4haという広大な敷地に低層(4〜5階建て・エレベーターなし)の建物が散在している様子は確かにある意味贅沢ではある。
東京都は数年前から住民に転居を勧めているらしく、再開発という名のもとにここの建物も近い将来壊されてしまうのだろうか。
しかし、ヨーロッパを見れば200年前の建物などザラである。
私たちの子や孫の世代になれば、表参道にあるようなキラキラした建物よりも、歴史をまとった古い建物の方に響くものがあるという時代がくるかもしれない。いや多分来る。その時のために、できるだけ古いものはとっておいてあげたいと今は思う。
ちょうど東京ビッグサイトでリフォーム建築再生展が開催されていたので一日情報収集をした帰り、ゲリラ豪雨に合い、思わず飛び込んだのは築地場外の魚屋さんがやっている一杯飲み屋「魚や粋」。他のお店がシャッターを下ろしてから開店するこの店は、魚のショーケースがテーブル替わりで、イスも通路にはみ出ています。普通ならちょっと入るのが気おくれしてしまうような店ですが、何せ雨に合ってお店を選ぶ余裕もなく、お腹もすいていたので、とにかく空いているパイプいすに滑り込んで刺身と牡蠣を日本酒でいただくことに。さすがに築地の魚屋さんがやっているお店ですから、新鮮で美味しかったです。そうこうするうちにすっかり出来上がった私は、隣に座った初老の紳士と意気投合。聞けばこの紳士、飲食店関係のジャーナリストだそうで、飲食店の商店建築のデザイナーについての話で盛り上がりました。酔っぱらっていたのでその時は気にもしませんでしたが、覆面取材か何かで来ていたのかもしれません。この店結構話題の店だったのかも。
表参道に昨年出店したフライングタイガー(北欧の雑貨ストア)。いまだに入店規制をしていて、20分待ちと言われたので素直に待って入店。店内は一方通行で数珠つなぎになってぞろぞろと列がレジまでつながっている。そのレジもかなり待たなくてはならないようで、個人的に欲しいと思う商品もなかったので、列を外れて店を出る。それにしても今思えば何であんなに行列ができるのかが不思議だ。
渋谷の某楽器店に置いてあった斉藤和義オリジナル限定ミニギター。現在はどこにも売ってない垂涎ものの1本ですがNOT FOR SALEで残念。いかにも斉藤和義好きっぽいパーマヘアの店員さんに話しかけたところ、ギブソンのギターのレクチャーを1時間ほど受けるはめに。彼自身、かつては斉藤和義も出ていたライブハウス「アピア」で、月に一回ライブを行っているとのこと。
表参道のアップルストア。建物は現在建築中で、中が見えないように仮設の囲いがしてあるが、囲いがカッコイイ。
都営青山北町アパート。
フライングタイガーから表参道とは反対の方へと歩いて行ったら、有名な青山北町アパートに遭遇。
表参道からほんの数分の場所にあって、タイムスリップしたかのようなレトロな雰囲気のこの建物は、戦後初の都営アパートだ。緑も多く、4haという広大な敷地に低層(4〜5階建て・エレベーターなし)の建物が散在している様子は確かにある意味贅沢ではある。
東京都は数年前から住民に転居を勧めているらしく、再開発という名のもとにここの建物も近い将来壊されてしまうのだろうか。
しかし、ヨーロッパを見れば200年前の建物などザラである。
私たちの子や孫の世代になれば、表参道にあるようなキラキラした建物よりも、歴史をまとった古い建物の方に響くものがあるという時代がくるかもしれない。いや多分来る。その時のために、できるだけ古いものはとっておいてあげたいと今は思う。