Galleryの玄関まわりを中野さんに少し植え替えてもらいまして、入口から玄関への小路
に奥行き感がでるとともに、春の息吹に触れた植物たちが今や遅しと萌芽のときを待って
いる、そんな季節となりました。
小路の正面には古い梅の木(多分30年~40年)がありますが、その手前にサザンカの
一種「獅子頭」を植えていただきました。獅子頭は樹形が横に広がるのが特徴らしく、
あまり大きくならないからと中野さんが選んでくれました。
獅子頭の花はこんな感じです。
獅子頭の奥、梅の隣には、もともと「萩」が植えられていました。萩の白い小花はとても
きれいで好きだったのですが、枝が伸びまくって手入れが大変だったもので、思い
切って植え替えてもらいました。新しくやってきたのは「石楠花(シャクナゲ)」です。
石楠花は「花の女王」と言われるくらい花付きが豪華なので今から楽しみです。
昨年、小路の手前にも1本石楠花を植えてもらっているので、、これからこのギャラ
リーの玄関まわりを明るく彩ってくれることでしょう。
玄関の正面あたりに新たに加わったのは、茶花にも使われる「侘び助」?
その隣にはクリスマスローズ(ピンク)と水仙が花をつけています。
クリスマスローズは暑さに弱いので、午前中しか日の当らないこの玄関前の環境が
逆に適しているようで、叔母のところからわけてもらったものを植えて5年ほどになります。
侘び助の左側には3年ほど前に植えた白のクリスマスローズ。日当たりが悪いので
成長も遅々としていますが、確実に少しずつ大きくなっています。だいたい冬に花を
つけるクリスマスローズですが、うちのはいつもこの時期から初夏にかけて長く花が
咲きます。今年は花が終わったら肥料をあげるのを忘れないようにします。
梅の木にも蕾がたくさんついています。今年はいくつ実をつけてくれるでしょうか。
これももとからこの庭に植わっていた白木蓮の木。花の時期は本当に短く、アッという
間に散ってしまいますが、そのあとに茂る青々とした大きな葉っぱが日に透けると
葉脈まで透けて見えて、さわやかな初夏の青空に映えて本当にきれいです。
秋になって紅葉したあとは、北風が吹き始める頃、ばっさばっさと葉を落とし始め、
落ちた葉っぱの掃除が結構大変ではあるのですが、このばっさばっさという音を聞くと
いつもスターダストレビューの「木蘭の涙」という曲を思い出すのです。
表にある枝垂れ梅。この木もかなり老木のようで、あまり花付きはよくないのですが、
殺風景な庭にいつも一番に花を咲かせて、春の訪れを告げてくれる春告げ鳥ならぬ
春告げ木です。